きつねのおきゃくさまを読み聞かせ 泣ける絵本のあらすじ

 

国語の教科書にもでてくる「きつねのおきゃくさま」

読み聞かせている大人のほうも「じーん」となる

温かいおはなしです。

 

あらすじや感想、読み聞かせ方を紹介します。

 

きつねのおきゃくさま 絵本の情報

【タ  イ  ト  ル】 きつねのおきゃくさま

【作         者】 あまんきみこ

【    絵    】 二俣 英五郎

【出     版     社】 サンリード

【大     き     さ】 27.6×21.2cm

【ペ  ー  ジ   数】 32p

【初 版 年 月 日】 1984年8月20日

【おすすめ時期】 4歳から

 

絵本のあらすじ

むかしむかし、腹ペコの狐がいました。

すると やせたひよこが歩いてきます。

 

すぐさま食べようと思ったけれど、

やせているから太らせてから食べようと

思い直します。

 

するとひよこがきつねにいい住処がないかと聞いてきます。

きつねは「しめしめ」と思いました。

 

そして、自分の家に連れていきます。

するとひよこが「きつねおにいちゃんって やさしいねえ」

というので、きつねは初めていわれたその言葉に

少し「ぼうっ」となりました。

 

ひよこに優しく食べさせていると、ひよこは丸々太ってきます。

すると散歩にでたひよこは同じようにやせたあひるに出会います。

 

住処を探しているあひるをひよこは狐の家に連れて帰ります。

きつねはあひるにも親切にし、あひるもまるまる太ってきました。

 

そして、今度はあひるとひよこはうさぎを連れてきて、

きつねはうさぎも一緒に育てます。

 

そうしてみんながまるまる太ってきたころ、

おおかみがやってきます。

 

おおかみがみんなを食べようとやってくると、

狐は…

 

絵本の読みきかせ方

ひよこやあひるがまるまる太ってきたところは、

きつねは太らせてから食べようとおもっているので、

心の中でニヤニヤしています。

 

それを表してちょっと意地悪そうにでもうれしそうに読みます。

 

一方で、優しいとか親切だとか、神様みたいとほめられると

きつねはうっとりします。

 

初めて褒められたことに気を良くしているように、

うっとりと読みます。

 

きつねがいさましくしているところは

強そうに。

 

そして最後はトーンを落として静かにゆっくりと。

 

きつねのおきゃくさま 泣ける絵本の感想・効果

ひよこやあひる、うさぎを太らせてから食べようと思っている狐。

ご飯を食べさせていると思った通りに、

みんなは丸々と太ってきます。

 

ひよこが散歩に行きたいといった時、

きつねはひよこが逃げ出そうとしていると思います。

 

そりゃあ、そうですよね?

きつねはひよこが太ったら食べようと思っているのだから、

もしかしたらバレたのかも、と思うのは当然です。

 

でも後をつけていくと、あひるに出会ったひよこが

きつねのことを「親切だ」と言っているのを聞いて

うっとりします。

 

この時点ではまだひよことあひると2羽を太らせてから

「食べよう」と思いつつも、「優しい」「親切だ」

と言われたことにうっとりするほどうれしくなります。

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そして、2羽を太らせて食べるために、

せっせとご飯を食べさせます。

 

そうすると今度はひよことあひるが一緒に散歩に行きたいと

言い出します。

 

まだきつねは食べようと思っているので、

2羽が逃げる気かと思って後をつけていきます。

 

そこでうさぎに出会った2羽がきつねのことを

「かみさまみたい」と言っているのを聞いて

「うっとりして、気絶しそうに」なります。

 

全部まとめて食べたいと思いながらも、

褒められるとうっとりします。

 

食べてやろうと思っている相手でも

ほめられるとうれしくなるもんです。

 

この頃にはきつねは「食べたい」という気持ちと

「ほめられてうれしい」という気持ちで

揺れ動いていたに違いありません。

 

誰だってほめられたらうれしいです。

しかも、初めてほめられたものだから、

なんだかむずがゆい感じが「うれしい」と

いう気持ちかどうかわからなかったもしれないです。

それでもきつねは悪い気はしないなーと思ったんじゃないかな。

 

完全にきつねのことを「優しくて親切なお兄ちゃん」と

信じて疑わない純粋なこころのひよこ。

それもまた素敵です。

 

現実の世界では「親切」だからと言って

よく知らない人についていくことはありえないし、

ご飯を食べさせてもらってもいつか「逃げ出そう」

と考えるのが普通ではないでしょうか?

 

だって狐にとっては「獲物」という対象でしか

ないはずだからです。

 

ひよこも、あひるもうさぎも狐が食べるつもりで

ご飯をくれているなんて思いもせずに、

親切だ、優しい、と信頼しています。

 

親切を疑わずに信じているなんて、なんと純粋なんでしょう。

でも、その信じる力が狐の気持ちをいつのまにか変えていって、

食べるために大事にしていたのが、

守るべき大事な相手になっていったのが素敵です。

 

オオカミに襲われた時、狐が身をていして戦います。

きっとその時のきつねは幸せそうにしている

ひよこ、あひる、ウサギたちを守りたかったんだと思います。

 

きつねは恥ずかしそうに笑って死んでしまいますが、

恥ずかしそうに、というところに、

きっとひよこたちを食べるために世話していた自分が、

幸せそうに暮らしているひよこたちの命を守ったことが、

がらにもなくてちょっと恥ずかしくて、

でも誇らしかったんだろうな、そう思うと泣けてきます。

 

大事なものを身を挺して守りたい。

その気持ちは子を持つ親なら大抵の人がもつ感情ではないでしょうか。

だから、読み聞かせている大人の方がじーんとしたり、

大人になって読み返したときに心に響くものがあるんでしょう。

 

子供にとっても食べるために太らせていたのに、

いざという時には自分が死んでも守ったきつねに

感動したのか、きつねが死んでただかわいそうだったのか、

残されたひよことあひるとうさぎが泣いているのに同調したのか、

一番涙もろい三女は泣いていました。

 

幼稚園くらいの小さい子供にも感じるものがあったんだと思います。

そんなやさしい気持ちをいつまでも大切にしてほしい、

と思わせてくれる絵本です。

 

今ならこちらから購入できました。売り切れの場合はごめんなさい・・・

きつねのおきゃくさま (創作えほん)

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