おしゃれねこ(サンリード)絵本のあらすじと感想、読み聞かせのポイント

女の子なら誰しもきれいにしていたい。

きれいね、かわいいねって言われたい。

だけどもっと大事なものを思い出させてくれる絵本、

「おしゃれねこ」

 

この記事では、この「おしゃれねこ」のあらすじと、

読み聞かせのポイント、わが家の娘たちの

実際の反応を紹介します。

ぜひ参考にしてくださいね。

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おしゃれねこ 絵本のあらすじ・作者・出版社・対象年齢

おしゃれねこ あらすじ

ねこのまちでも評判のおしゃれが大好きな

おしゃれ猫がいました。

 

おしゃれ猫は朝起きればまず鏡をみて

「わたし 今日もきれいね」と言い、

上から下までどこもかしこもピカピカに磨いて

毎日違った洋服を選んででかけます。

 

町に出ればみんながおしゃれ猫を素敵ねとほめ、

おしゃれねこはみんなに見られるのも好きでした。

 

ただ、一匹、ぼさねこだけは一度もほめてくれません。

町中のみんなにきれいとほめられるし、

いつもきれいに磨いているのに、

「よっ」としか言わないぼさ猫が気になっていました。

 

ぼさねこに褒められたい一心で

おしゃれねこのおしゃれはどんどんエスカレートします。

ついにはどこにいるか分からないほどの

洋服と宝石に埋もれている感じに…

 

さすがにやりすぎだったんでしょうね。

町のみんなもお祝いに来た誕生日会から

さっさと帰ってしまいます。

 

そんな時にぼさねこが

「贈り物をあげるから走れる服に着替えてついてきな

と言います。

 

「よっ」以外の言葉を初めて聞いたからかな?

ぼさねこについていくことにします。

 

そして、おしゃれねこは泥んこになったり、

びしょぬれになったり、ぼさぼさになったりしながら、

ぼさ猫についていったその先には

一面の花が咲いていました。

 

そこではじめてぼさ猫が言うんです。

「きれいだぜ」

 

おしゃれねこ 絵本の情報

【作         者】 工藤直子

【      絵      】 小沢良吉

【出   版   社】 サンリード

【大   き   さ】 28.5×22cm

【ペ ー ジ 数】30p

【初版年月日】1984年

【対 象 年 齢】4歳から

 

おしゃれねこ 絵本の読み聞かせのポイント

おしゃれねこは町で一番自分がおしゃれで

きれいと思っています。

町のみんなに「きれいね」と言われているところは

うっとりとしたように読みましょう。

 

けれどぼさねこは今日みなさそうにそっけなく

「よっ」とか、「なかなかいい音楽だったよ」とか

おしゃれねこに興味なさそうにそっけなく読みます。

 

おしゃれねこの心の声の方はは悔しそうに

読みます。

 

おしゃれねこはだんだんおしゃれがエスカレート

しているのに、ぼさねこが「きれい」と言わないので、

だんだんさらに悔しそうに心の声を読みます。

 

その後にぼさ猫についておしゃれを捨てて

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走っていくところではおしゃれ猫にも

心境の変化が見られるので、

おしゃれをしてない自分も認めてすがすがしい

気持ちで読みます。

 

最後のぼさねこの「きれいだぜ」は

優しく語りましょう。

 

おしゃれねこ 絵本の感想と子どもたちの反応

おしゃれねこはおしゃれが大好きで、

おしゃれも上手だったんでしょうね。

 

町中の人からいつもきれいと言われていたし、

おしゃれ猫を見るのがみんな好きだったし。

 

そんな中でぼさ猫だけが一度も「きれい」と

言ってくれません。

 

そりゃ、気になりますよね?

「きれい」と言わないのは町中で

ぼさ猫だけなんですから。

きれいと言われたい一心で

どんどん着飾ってエスカレートしていく様子は

現代の女の子たちがメイクにファッションに

いろいろ着飾る様子に似ています。

 

そして、着飾り過ぎてついには町の人たちにも

「おしれゃれ」ばかりで「ねこ」がいない

と言います。

 

おしゃればかりに気を取られて、

その人らしさというものがなくなっていることを

言っているようです。

 

せっかくの誕生日に町の人たちが

そそくさと帰ってしまい、

さみしく思っているところに

ぼさねこが贈り物をあげるからついておいで

といいます。

 

しかも、はしれるふくに着替えてついてこい

と言います。

 

おしゃれ猫は走るために着飾っていた洋服を

脱ぎ捨て、最小限のおしゃれにしてついていきます。

 

今まで行ったことのない道だったんでしょうね、

泥んこになったり、びしょぬれになったり。

でも、なぜかおしゃれねこはそれを気持ちよく

感じていました。

 

案外、おしゃれねこ自身も

おしゃれを重苦しく感じていたのかもしれません。

あれこれ着飾っているときれいかもしれないけれど、

窮屈だったりもしますもんね。

 

そしてぼさ猫のプレゼントが一面の花、

というのが素敵です。

 

どんなしゃれた贈り物よりも、

きっとおしゃれねこもうれしかったに違いありません。

やっぱり、自然の力は偉大ですもんね。

 

そこでようやくぼさねこが

「よく似合う、きれいだぜ」っていうのが

たまりません。

今どきの「ツンデレ」ですかね^^

 

ようやく、ぼさねこに言ってほしかった一言を

聞けたとき、おしゃれねこは全然おしゃれを

していなかったし、泥んこでびしょぬれで

ぼさぼさで一番きれいじゃなかったかもしれないけれど、

でも、余計な飾りをつけていない、

素のおしゃれねこだったんです。

それを「きれい」と言ってくれたんです。

 

このことは、おしゃれ猫の心に響いたと思います。

 

一番「きれい」と言ってほしかった人には

着飾る必要なんてなかったんですから。

 

「きれい」かどうかは見た目ではなく、

その人自身の魅力にあることを教えてくれます。

 

私たちはよく見られようとついつい見た目に

注力しがちですが、大事なのはその人が

その人らしくいられること、

そして、そこを見てくれている人といることの方が

幸せであることを思い出させてくれる絵本です。

 

子どもたちは、

きれいな洋服をきたり、帽子をかぶったりする

おしゃれねこに最初は惹かれていたようですが、

やっぱり身軽になって自由に走り回っている方が

「楽しそう」に見えたようです。

 

そして、おしゃれねこなのに、

ぼさねことおんなじ「ぼさぼさ」になったのが

面白かったようでした。

 

このお話のよさはまだ分かっていなかったようですけど、

大きくなってもぜひ読んでほしい一冊です。

 

おわりに

100万回生きたねこ と同様に

かけがえなのい人を見つけますが、

こちらは本当の自分らしさを見つけ、

相手も外見ではない自分を認めてくれている

ところが大きく違います。

 

ぜひ、ゆっくりと時間をとって

読んで見てください。

 

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こちらも大切な人と一緒にいることの幸せを描いている絵本です

100万回いきたねこ

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