すってんてんぐ 絵本のあらすじと感想

昔話のような口調で始まるこのお話。

てんぐがでてきていろんな仕事をやってみるお話。

やってみる仕事が日本の昔の仕事ばかりで馴染みがない

といったお母さんも多いでしょうが、

なかなか味のある絵本です。

 

この記事では、このすってんてんぐのあらすじと、

読み聞かせのコツ、わが家の娘たちの反応を

紹介しますね。

ぜひ参考にしてください。

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すってんてんぐ 絵本のあらすじ・作者・出版社・対象年齢

すってんてんぐのあらすじ

ずっと昔、山の神様はてんぐでした。

日照りが続けば雨雲を呼び寄せ、

悪い病気が流行れば追い払い、

人々の信頼が厚くいつもたくさんお供え物を

もらっていました。

 

ところがある年に隣山にお宮ができます。

そうなると人々はてんぐなど見向きもせず、

お宮の神様を頼るように…

 

お供え物がなくなった天狗は

みるみる痩せて顔色も悪くなり、

術も使えなくなります。

 

このままではご飯も食べられないので、

人間の町で仕事をすることにしました。

 

初めてする仕事ですが、

そこは元神様の天狗。

物覚えは早く、すぐに仕事を覚えます。

ただ一つ、難点が…

 

それは、てんぐの象徴の「長い鼻」

仕事はできるのに、これが邪魔して仕事にならず

転職続き。

 

あれやこれやとするうちにふと見かけた仕事に

天職発見!

 

そして最後のオチがあー、だからなの?

と思わず納得してしまう。

いや、ホントはそんなわけないんですけどね。

 

すってんてんぐ 絵本の情報

【作          者】 木曽秀夫

【        絵      】 木曽秀夫

【出    版   社】 サンリード

【大   き    さ】 28×21.4cm

【ペ ー ジ 数】    31p

【初版年月日】   1984年

【対 象 年 齢】    3歳から

 

すってんてんぐ 絵本の読み聞かせのコツ

語り口調がまるで、日本昔ばなし。

ちょっとゆっくり目で日本昔ばなしのナレーターに

なりきってやると面白いですよ。

 

あ、日本昔ばなしってこんなの ↓

 

私も「~じゃった」を日本昔ばなし風に読んでいました。

普段は聞きなれない、「~じゃった」「~でなあ」

といった昔の言葉が子どもにとっては面白いようで、

子どももまねして言っていました。

 

天狗の鼻がだんだん青くなっていくところは

だんだんしょげている感じをだしていきます。

 

そして、しょげていた天狗が人間の街に行こうと

決めたところはもう前向きになっているので、

きりっとした声で読みます。

天狗は自信にあふれているように。

 

仕事を始めてからは、鼻が邪魔で残念な感じをだして、

描かれている仕事の所では特に説明がないので、

小さい子には

「鼻が邪魔になってるね」とか、

「鼻が痛そうだね」とか

「鼻のせいで〇〇だね」

と仕事がうまくいかない理由を言ってあげながら

読むと読み聞かせの途中で

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なんで?と言われずにスムーズに

次のページへとすすめます。

 

そして最後は「めでたし めでたし」の口調で。

 

すってんてんぐ 絵本の感想と子どもたちの反応

この絵本、私には面白かったんです。

面白いポイントを挙げてみると

✔ 日本昔ばなしの語り口調

 自信たっぷりの天狗が自信を無くしていくところ

 いろんな仕事で鼻が邪魔になっている様

 天職を見つけてうまくいくこと

 ポストが赤いわけ

 

あー、全体的に面白かったんですよね。

結局のところ。

 

こどもには「~じゃった」という昔風の

表現が面白かったようで、マネして言っていました。

 

それから、天狗の鼻がだんだん青くなっていくところ、

ここも面白かったみたいで、笑っていました。

このページでは天狗の表情もだんだんしょんぼりしてくるし、

大事なうちわもだんだん枯れて落ちてしまうし、

絵にも注目して欲しいところです。

 

意外と子供の方が細かいところまで見ているもんですよ。

 

天狗の元気がなくなるのと一緒に

天狗がいる木まで葉っぱがだんだんなくなり、

木にまいている縄がボロボロになっていってるのを

教えてくれたのは子供でした。

 

そして町にへ行って仕事をしようと決めたページと、

仕事がうまくいかず山へも帰れないし…

と思っているページでは

町の中に小さな天狗が描かれているので、

それを探すのを楽しみにしていました。

 

姉妹で一緒に読み聞かせをしていると、

競い合って見つける、という具合です。

 

天狗が仕事をする場面でも笑ったり、

「こうすればいいのに…」と言ったり。

 

描かれている絵も表情豊かで、

気持ちが表れています。

 

最後のページなんて、思ってもみなかった展開。

えっそういうことなの?

だから、ポストって赤いの?

なんて思わず信じてしまいそうです。

 

娘も「へー、そうなんだ」なんて言ってました。

いや、それはこのお話のなかだけだからね、

と言うのは心の中でとめておきました。

その方が絵本の世界を楽しめるから。

 

言葉遣いが現代語とは違っているので、

それもきっとお子さんは楽しめると思いますよ。

 

おわりに

神様とあがめられていた天狗が

隣山にお宮ができたことで人々に忘れ去られます。

 

お供え物が来なくなって食べるために人間界で

働くことにした天狗、元神様だから仕事の覚えは早いのに、

最大の特徴が最大の難点に。

それが天狗の鼻。

 

どんなに鼻が邪魔になっているかというのは

絵をみただけでも分かるし、面白い。

案外天狗さまはドジなんですね~。

 

そのドジっぷりを一緒に楽しめるし、

普段の生活では見慣れない仕事がでてくるので、

子どもの語彙力も増えるというものです。

 

「~じゃった」「~でなあ」といった

昔ばなしにでてくるような言葉も意外とすんなり受け入れます。

きっと、子どもの知識を豊かにする一冊になりますよ。

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